体脂肪で一喜一憂しちゃいけない理由を並べてみた
一昨日から体脂肪が9%増えてました。わぉ(°Д°)
でもいいの。そんな日もあるの。きっとそんな時期なの。
毎日の数字に一喜一憂しない為に…正しく言い訳できるようにw
そんな私に捧げます。
体重は増えてないもん!(・ω・)
正確な体脂肪を測るのは至難の業
体脂肪測定の一番正確な方法は死体解剖なんだそうです。なんともはや。
生きた人間の場合だと、水の中にブクブク沈んで、アレコレして測らなければ正しい体脂肪は測定出来ません。
近年ではX線で筋肉量や骨密度をアレコレすることで測定する技術も進んできましたが
専門誌の発表によると、水中でアレコレした結果と、X線でアレコレした結果は平均7%の誤差があるのだそうで。
精度についてはイマイチはっきりしていない。というのが現状のようです。
一般ピーポーはお風呂場の体重計で測ってるぜ。
体脂肪を測定する方法は本当にたくさんあります。
中でも一般的な物は市販の体重計・体脂肪計を利用して測る方法。「生検インピーダンス法」と呼ばれています。
…正確に言うと「生検インピーダンス法を応用して測定」しています。
平たく言うと
体に微弱な電流を流して推定する方法。
体脂肪は水分をあまり含んでいないので、電流を通しにくく、抵抗も高い。
この辺をアレコレして体脂肪率という数字を「推定」して算出しています。
最も簡単でお手頃、最も普及している測定法と言えます。痛くも痒くもないしね。すごいよね。
が。簡単な分、問題も多々ありまして…誤差が半端ないのです。この子。
正確な数値は測れないと思ってもいいくらい、ほんの小さな条件によって大きく数値が変わってきます。
だからね。
9%の誤差なんて関係ないの(°Д°)
(そもそも誤差にしても大きすぎるわ!)
体脂肪計の数字、どんな時に変わるのよ?
すごく雑に言ってしまえば、別に痩せていなくても
体内の水分含有量が多いと体脂肪率が低く算出されてしまうということ。
…体内の水分含有量なんて…ねぇ…すぐ変化するよ?
ちなみに、生検インピーダンス法の「インピーダンス」とは、「電気信号に対する抵抗値」みたいなイメージ。
水のように電気を通しやすければ抵抗も少ないので体脂肪率も少なく
お肉のように電気を通し難ければ抵抗も高いので体脂肪率は高く。そんな感じ。
なので以下のような本当に小さなことで結果まで大きく変わってくるのです。
飲食後↑
食べ物を消化する為に胃腸に血液が集まり
手足などの末端の血流量、水分量が減ります。
体重計のプレートに触れる手足の水分量が少ないので、体脂肪率は高く出ます。
食べ過ぎたせいですぐ太った!は大きな間違い(-ω-)
お風呂上がり↓
イメージ通り、お湯に浸かっていると体に水分が吸収されます。
普段より体の水分量が多くなるので、いつもよりも体脂肪率は低く出ます。
お風呂に入ったからすぐ痩せた!も大きな間違い(-д-)
運動後↓
運動で筋肉にたまった疲労物質には保水効果があるので
体脂肪率はいつもより低めに出ます。
過労状態↓
疲れがたまると水分代謝が悪くなり、体がむくみます。
水分が排出されずに体内に溜まっている状態なので
体脂肪率もいつもより低く出ます。
冷え↑・ほてり↓
体温の変化も測定値に影響が出ます。
体温が低いと体脂肪率は高く
体温が高いと体脂肪率は低く出ます。
生理前↓
生理前に多く分泌される黄体ホルモンは、体内に水分を溜め込む作用をもってます。
むくみやすくなる時期でもあり、体脂肪率が低めに出やすくなります。
生理中↑
経血として水分を排出している時期。
体内の水分量は減り、体脂肪率は上がります。
…というか
体のお肉(脂肪)はそんなにすぐに減ったり増えたりしないから!(°Д°)
何が言いたいかと言うと
これらの影響を受けて、体脂肪率は簡単に増減しますが
実際には痩せたわけでも太ったわけでもないということ。
もっと言うと
この数字に振り回されて一喜一憂するのも間違い、ということ。
測定条件を揃えるのはもちろんのことですが、それ以前に。
一定期間の平均値を見るくらいが丁度いいのです。
もしくは
最近○%以上の数字が出ることなくなったなーとかそれくらいの感じで。
そして同時に
雑紙の中のあの人の体脂肪率と、たった今自分が測った体脂肪率は
条件も環境も違います。同じ物とは言えません。
なので「あの人の数字」を目標にするのではなく
「今日の自分」からどれだけ変化があったのか、が一番大事。
気長にいきましょう。
9%なんて、誤差です誤差。食べ過ぎたせいじゃないわ(・∀・)
余談ですが
目に見える数字は少ない方がいい、という持論の元
低い数字が出るタイミングを選んで時々測っているのはここだけの秘密ですw