活字と猫と、財布の穴と。

ご飯の時に歌を歌うと…(中略)…痩せる?

昨年10月に始めたゆるーい生活改善が、ちょうど1年目を迎えました。

ゆるーい割に、夏前時点で−5kg

暑さを理由に夏は完全にお休みしていたので、ほぼ夏前から変わっていない状態です。いいんだか悪いんだかw

とりあえずリバウンドはないようです。

 

相変わらず細く長くゆるく。2年目に突入します(・∀・)

1年目は食事と睡眠についてはほぼ放置状態だったので

2年目はその辺も踏まえて一歩踏み込んでいきたいと思っています。

 

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ことわざ【豆腐で歯を痛める】 - ありえないことのたとえ

改めて。2年目の再確認はココから。

「食べ物は30回噛みなさい」と、良く言われます。

 

30回ってどれくらいなのかなーと思って数えてみました。

食べてる時に数を数えていると味わえないので歌に乗せてみますw

 

結論:30回噛む時に歌う歌は…

もしもしかめよーかめさんよー

の歌に合わせて噛むと、だいたい31回なことが判明(途中の休符含む)

 

今夜のお食事の際は、一度頭の中で歌ってみてください。もしもしかめよ。

思った以上に回数多いです(´・ω・`)

 

昔の人は噛んでいた

…昔って言っても弥生時代とかそんな頃。だいぶ昔。

 

弥生時代の一回の食事では

噛む回数は3,990、食事にかける時間は51だったそうです。

 

それが昭和10年になると

噛む回数1,420、食事の時間22

 

現代に至っては

噛む回数620、食事の時間11

 

もう一目瞭然。コメントの必要もないですね。噛む回数、卑弥呼の1/6です

 

「噛むこと」に関して学校食事研究会が発表した標語があります

それが「卑弥呼の歯がいーぜ」という、よく噛む8大効能、を表したもの。

f:id:borboleta:20170201150423g:plainひみこのはがいーぜ - 月刊「学校の食事」:学校食事研究会公式HP

学校食事研究会の標語、色々面白いです

 

ひ ▶︎ 肥満防止

満腹中枢が働き食べ過ぎ予防

み ▶︎ 味覚の発達

良く噛んで味わうことで味覚が発達

こ ▶︎ 言葉の発音

顎・口まわりの筋肉が発達して発音が良くなる

の ▶︎ 脳の発達

噛むことが脳の発達に関係、知育・認知症に関連

は ▶︎ 歯の病気の予防

噛むことで唾液が分泌、虫歯予防に

が ▶︎ がん予防

唾液が発がん物質を中和

いー ▶︎ 胃腸の働き促進

消化酵素が出て消化が良くなる

ぜ ▶︎ 全力投球

歯を食いしばることで力を発揮。自信も生まれる

 

すごいねー(´ー`)

唾液のすごさ。噛まなきゃ損! 

 

唾液にふくまれるムチンは胃を保護し、食べ物を飲み込みやすくする成分。

リゾチームは抗炎症剤として使われるくらい強いタンパク分解作用があり菌の繁殖をおさえてくれます

アミラーゼはご飯やパンなどの炭水化物を分解して麦芽糖にしてくれます。

その他にも

免疫作用に関係するIgA抗体、細菌の発育抑制をするラクトフェリン歯を石灰化して強くするスタテリン

唾液ホルモンも出ます。いくつかありますが中には皮膚を若々しくするアンチエイジング作用があるものも。

また、99.5%が水分なので喉を乾燥から守ってくれる保水作用もあります。

  

 …これが無料で今すぐあなたの元に!!

特別な器具も、追加料金も発生しません。もちろん送料無料!

これは噛まなきゃ損。全部タダ!(°Д°)

 

唾液は起きているとき、何もしないと0.3〜0.5ml/分くらいしか出ないそうです。

これが噛むと5〜10倍になるのだとか。噛みましょう!

 

ごはんは胃で消化されない事実

唾液に含まれる酵素、アミラーゼ。

炭水化物の中の糖類を細かく分解する作用があります。

が。歯を守る為に中性に保たれているこの酵素は、酸性の胃の中では働けません。

 

胃の中にはペプシンと呼ばれる別の酵素もおりますが、この子はこの子で残念なことに、人間の最大の栄養源であるはずの糖類を分解する力をもっていません(´・ω・`)

 

ザックリ言うと、ご飯は胃で消化されないのです。びっくり。

 

じゃあおにぎり丸呑みしたら消化されないのかというと

一応十二指腸から分泌される最強の消化液「膵液」で再分解は行われます。

しかし、十二指腸は膵液と食べ物を混ぜ合わせるだけの器官なので、確実な消化は期待出来ません。

おにぎりは膵液と上手に混ざり、その後小腸をゆっくり進みながら消化吸収され、最終的に必要な栄養だけが吸収されていきます。

 

最強の消化液「膵液」は人間に必要な食物の大半を消化出来ますが

丸呑みおにぎりそのままだと、必要以上に大量な膵液を必要としたり、消化に時間がかかったり、小腸が余分に活動したり、栄養吸収がうまくいかなかったり…色々大変なのです。

 

内臓に過重労働を強いるくらいなら、噛みましょう。

  

カミカミ話しのついでに 

肥満改善薬として市販されているリニューアル前のコッコアポ(今のコッコアポは少し事情が違います)

お腹の脂肪を落とす!と宣伝で謳われているナイシトール

共通している中身は同じ。「防風通聖散」という漢方です。

ツムラの漢方でいうと62番。

 

防風通聖散

脂肪燃焼、むくみに効く、体内の熱を取ってくれる等々色々ありますが

痩せ薬として一部の人に人気です。…すぐに痩せるわけじゃないんだけど。

そんな防風通聖散。とりあえず一番知れ渡ってるメジャーな効能としては「便秘改善」なのかなーと。

もちろん。コッコアポもナイシトールも防風通聖散以外の成分が入っているので、一概に言えません。そこは承知していますが…

 

平たく言えば、コッコアポ(リニューアル前)もナイシトールも、便通を整えて、ゆるーく むくみ解消・代謝アップしていく体にしようぜ!という薬なのだと認識しています。(それだけじゃないけどね。分かってるけどね)

 

まぁ市販薬や漢方が体に合うかどうかは別ですし、飲んだからといってすぐ痩せるわけではないですが。

食べてから消化して外に排出するまで。

この流れを大切にすることは、健康の為にもダイエットにもとても大事ってことなんだなーと、CMを目にする度に思うわけです。

…あら、お片付けと同じw 

 

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別に毎回「もしもしかめよー」を歌わなくても良いと思います。

食べる物によって回数も変わってきます。

ただ、意識するのはちゃんとペースト状にしてから飲み込みましょうということ。

噛むことで消化が良くなり、それがお腹の調子を整えることにもつながります。

「もしもしかめよ♪」がナイシトールの代わりになるとは言いませんが

おかゆダイエットも、食物繊維を〜とさかんに言われるのも

便秘解消と消化を良くすることも。

大きな根っこは近いんだろうなと思うのです。

 

なので。

ナイシトールに手を出す前に、ちゃんと噛みましょう(・∀・)

そもそもそんな簡単にラクして痩せる薬はありませんです。

 

 

2年目になってちょっとサボりがちだったので。

再確認は「もしもしかめよ」から。相変わらずゆるく確実にいきたいと思います。

(話が散らかり過ぎてる感w)