2017年のベスト映画は『マダム・イン・ニューヨーク』
2010年頃はこのブログでも良く映画のことを綴っていたようです。2010年……え。8年前!?…(°Д°)
その頃よりずっと本数は少なくなりましたが、今でも時々現実を忘れて没頭する日があります。
少ない中でも、2017年のベスト映画はこれ。
踊らないインド映画。
インド映画ですがニューヨークがメインの物語なので違和感なく観れると思います。
ちなみに女優さんは当時53歳?ものすごい美魔女です。超可愛い。ずっと観ていたい…。
ネタバレしない程度のあらすじ
「良妻賢母」を絵に描いたような素敵マダム。シャシ。
料理が上手。同居の義母とも良い関係。優しくて、でも強さもあって、とても素敵なマダム。
冒頭、家族が起きてくるたびに黙ってチャイを渡すその姿に全て集約されている気がします。
自宅で家事の傍ら、伝統的なお菓子ラドゥを贈答用に作って販売しています。
全てパーフェクトに見える彼女の悩みはただひとつ「英語が苦手」ということ。
家族の会話で間違った発音をみんなに馬鹿にされ
旦那には「英語で仕事している時は邪魔するな」と言われ
娘には三者面談に来て欲しくないと恥ずかしがられ
学校では保護者や先生と英語で会話が出来ず
娘からも酷い言葉を浴びせられます(シャシに何てこと言うんだ!謝れ娘!)
頼りの旦那にまで、シャシのお菓子作りの仕事は「遊び程度」だと言われ傷つく日々を飲み下しながら過ごしています。
そんな時にニューヨーク在住の姉から、姪の結婚式の手伝いにきて欲しいと言われ
行きたくないと号泣して拒否したにもかかわらず
家族より先にたった一人でニューヨークへ赴く事になるシャシ。
飛行機に乗るのも一騒動。
着いてからも一騒動。
カフェの店員、めっちゃムカつく!(シャシに謝れ!)
本来はとても才能溢れる素敵な女性シャシ。英語が話せない、ただそれだけ。
強くてユーモアもあってとても素敵な女性です。
カフェのムカつく店員に打ちのめされた後、「4週間で英語が話せるようになる」という広告にかけてみることにしました。(教室はマイノリティーの人ばかり)
そんなお話。
個人的には自分がお菓子作りで貯めたお金を使って、英会話教室の料金を支払うところが好きです。
なんというか…自分の足で進む気持ちがここに表れているような気がします。
ストーリーは大きな事件やひねりもなく、とてもシンプルですが
一生懸命に頑張る姿は、それだけでもずっと観ていたいような気持ちにさせてくれます。
そして最後のスピーチで語る家族の話。
もしこれがハリウッド映画なら「こんな旦那はもういらない!」「NYでお菓子屋さんを開いて一人で生きて行くわ(°Д°)」的なエンディングになるのでしょうが
シャシはそんな道は選びません。
これまでの人生が不幸だとも思っていません。
胸を張って、自信を身につけて、堂々と対等な立場で自分の居るべき場所へ帰って行きます。
そんな姿がとても素敵です。
学ぶ事の楽しさ、一生懸命になる事の面白さ
自信の持ち方、家族でも対等に尊敬し合う事
たくさんのことをさり気なく教えてくれます。
ぜひぜひどうぞ。オススメです。
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2017年の記録
何かもっと他にも観た気がするけれども…
今年はどちらかと言えば、これまで観たものを再び観返す事の方が多かった気がします。
なので新規映画は少なめでした。
シェフ。なかなか楽しかったです。好き。
アイアンマンの監督が超低予算で作った映画
サンドイッチ美味しそう。音楽が楽しい。
マダム・イン・ニューヨーク。私の2017年に一番布教した映画w
・・・|☆☆☆ |
・・・|☆☆☆ |
アフターと鍵泥棒は同じ監督
そう。あの「運命じゃない人」でカンヌ4冠達成した内田けんじ監督。
・・・|☆☆・ |
・・・|☆☆・ |
365日〜はちょっと期待はずれ。多くは語るまい。
グランド〜は、普通に面白いハリウッド映画という感じ。
一言で言うと「手品師が強盗します」
・・★|・・・ |
・・・|☆☆・ |
至る所でよく耳にするかもめ食堂
うん。不思議な映画でした。みんなが惹かれるのは雰囲気なのかな?
深呼吸〜
一言で言ってしまうと、ただひたすらにサトウキビを刈る映画。
でもいつの間にか過去と向き合い成長していくそんな不思議で静かな映画。
・・・|☆・・ |
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今年もまた、良い世界(映画)と出会えたら嬉しいです。
読んだ本に関しては多すぎたので割愛します。
本でも映画でも音楽でも
ぜひぜひあなたのオススメ教えてください。