最初に過去問を『読む』ということ (2)
前の記事 からの続きです
宇都出さんの高速大量回転法 を取り入れる事でどう変わったのか…。
自分メモがてら残しておきます。私にとってはちょっとした実験感覚
□ 基本的な考え方は変わってない。
- 「インプットは大事でしょ」という考え方は全く変わらず、今も基本原則。
- 別に勉強法というモンスターに振り回されているわけではない
- でも、なんとなくルールが決まっていると勉強始めるハードルが低くなった気がする。
□ 最初にテキストではなく問題集を使う事で感じた違い
- 1年目の勉強の流れのときは、ひとつのフォルダに全部の知識が入っていた感じ。 『行政手続法』とか『憲法の人権分野』とか、分かれているようでかなりざっくりしてた。
- 最初に問題集を回転してなじませることで、これよりもっと小さなフォルダが出来、頭の中できれいなピラミッド構造として立体的に見えるようになった。
(ex.今まで『行政行為』というざっくりだったものが、『公定力』などの小さなフォルダに)
- 核となる部分の単語を先に頭に入れておくことで(そのときは例え理解ができなくとも)とりあえずその単語のフォルダは作られる感覚。(中身は空っぽでも )その後勉強が進んでいく中で空だったフォルダに少しずつ知識が溜まっていくのがわかる。
(最初にフォルダを頭の中に作ることって大事。それがあれば、テキストを読んでいてもちゃんとアンテナにひっかかる。)
- 問題集に先に目を通し、ある程度問題文と解説を頭に馴染ませてから、テキストを読むのでかなりメリハリつけてテキストを読めるようになった。
- 核があることでより枝葉の部分(関連分野)にも触手を伸ばせるようになった。
□ 高速大量回転することで感じた違い
- 距離が近づいた気がする
- 理解するより馴染むという考え方が今では良くわかる。(馴染ませるって大事!)
- 馴染めば理解も後からついてくる。
- 今までは忘却曲線に負けていたことが良くわかる。
- アウトプットの速さは凄く大切という事。
…脳科学でも言われている基本的な事ですね。脳にとっては取り出す回数が大事って…
- スピードを重視しているとポジティブになる。やる気はスピードに比例する…のか?
- スピーチ等で取り出してみる事の重要性。一度取り出そうとしてみることで(そのときは何も出てこなくても)次にそれに触れたときの吸収力が凄い。人間「」って思うことは大切だ。
- とにかく回転させて触れているので、記憶の定着も良い。結構忘れない。
- 「今しっかり理解しないと」と構えて勉強しないので、勉強するハードルが低くなった。
- スピーチなどは場所もテキストも必要ないので(確認はしたくなるけど)、どこでも出来る。
- 「今わからなくても次があるさー」と、そこに固着せず切り分けて進めるようになった。
□ これからの課題
- 問題をもっと回転させると同時に、テキストの開拓。
- 今は問題集の回転重視だが、テキスト&スピーチもだんだん増やしていきたい。
- ここは何度も目を通したいという部分を抜き出してカードを作りたい(そしてそれも回転対象に加えていきたい)
うむ(,, -`x´-)今のところ概ね良い感じですね。
まとめてみると「そんなの知ってるよ」と思うようなことかもしれませんが、それが出来ていない(気付けていない)のも事実。
私に合うからと言って、皆に広めようと言う野望はありませんのでご安心下さい
高速大量回転法を丸コピーで実践しているわけでもなく、自分なりに応用して使っています。
ただ、自分がやりやすいように応用して出した結論が結果として宇都出さんが仰っていることと同じだった(こういう意味だったのね)という発見は多々あります。
まぁ、一番大切なことは、楽しめていることですね
苦痛を感じること無く、楽しみながらも触れる時間も回数も増えましたので、方法の善し悪し以前に楽しんで勉強できています
そういうのって私に取っては大切だなーと思うわけです。
合格(ウカ)る技術 |
(2011/02/22)
宇都出雅巳