おすすめ判例集を比べてみる
最近、このブログの検索ワードで「判例集」に関するワードが増えてきました。
初めて法の世界に飛び込みます!という人が色々と調査し始める時期ですね 1年ハヤイナ
大体本屋さんで見つかるメジャーな判例本は限られていますが(マスター六法は判例というより六法ですが...)
私は……最終的にこの1年で、有名どころ3冊を結局全部購入してしまいました
でも、どれもそれなりに使い、どの本にもそれぞれの良さがありました
組み合わせて使うこともあったし。無駄ではなかったかな?とは思います…(つд`)
〈平成23年度版〉
(行政書士一発合格シリーズ)
☆ 最初に買った判例集
○ どこの本屋でも置いてある
○ 事案(事件?の内容・きっかけ)がしっかり書かれている
ストーリーとして判例を理解しやすい(これが一番良かったところ)
○ ひとつの判例に対する情報が多い
判旨の文章量が多いので、特に憲法などでは判旨のひっかけ問題に強い
× 反面、要点だけまとまっているわけではない。最初はじっくり読む必要あり
要点だけマーカーひいていくと次回から分かりやすくなる
× 収録数がデル判に比べ少ない(勉強が進むと物足りなくなってきた)
試験にデル判例〈2011年版〉
☆ TACの判例集の数が足りなくなり追加購入
○ 判例収録数の数が多い
○ 勉強がある程度進んでいれば、関連分野ごとに並んでいるので探しやすい
○ 争点のあとに○×マークですぐ結果を確認できるのは良かった
× 収録判例の半数くらいは判旨の要点が数行でまとめてあるだけ
その場合判例を物語として理解することはできず記憶に残りにくい
全体を理解するためにTAC判例集を併用したり、PCで検索した
〈2011年度版〉
☆ これは判例集じゃないけど…2冊目(!)に買った六法
○ (六法として考えると六法の中では)判例が多い
○ (六法なので)条文とセットで確認できる
○ 2色刷り、紙質も悪くない。ラインなどがそこまで裏写りしない。
× 判例の部分が多すぎて、六法として条文を探すとき見つけにくい
次の条文が数ページ後ということも。。。一応マーカーで対応
× 判例集として使うには探しづらい
六法内での判例は確認程度で、別に判例集がある方がいい気がした
これで判例を勉強することは少なかったかも…
それにしても本当にテキスト・問題集は好みの部分って大きいと思います。
中身が大きく違う訳じゃないんですけどね
初年度などで判断基準がわからない時期は特に、選んだ後でも隣の芝生の青さが際立ってしまうものです。(私だけ? 笑)
ぜひ一度は手に取って一番自分が使いやすそうなものを探してくださいね。どの本にも良いところがたくさんありますよ
知らなければ選ぶ基準も分からないと思いますので、最初は「超入門」関連の薄い本を1冊読んで大体の範囲や流れを知った後に(それで理解できなくても構わないので)、本格的に探し始めるのもひとつかもしれません
自分にあった1冊に出会えますように 楽しみましょ