父親の夢
夢に父が出てきた。
というより、母方の親族勢揃いだった。
旦那もいた。父もいた。
父が歩けなくなっていて、人のことをかなり気にかけている様子だった。
でも、やっぱりいつも通りテーブルいっぱいの料理を作ってみんなに振る舞ってくれた。
鯛のお刺身の乗ったようなお寿司(海鮮丼?酒寿司?のイメージ)とか色々。
いつもと同じように「おいしいか?」と聞いては私の「美味しい」の言葉を嬉しそうに目を細めながら聞いていた。
目が覚めると泣いていた。
それから少し涙が止まらなかった。
色々な思いが浮かんでは消え・・・悲しくてしょうがなかった。
まだ生きてね。
父と再会して、まだ始まったばかりなんだから。
父は優しい人です。
でもその天賦の才があるために家庭に時間をつかう暇がなかった。
そんな小さなところでおさまる人じゃなかった。ただそれだけなんです。
私は父の死に目にはきっと会えない。
葬儀に出席するための飛行機代すら出せないかもしれない。
幸せか?問題はないか?といつも聞いてくる父に嘘をついています。
幸せ、です…。でも、問題がないわけではありません。
父がこの暮らしを覗くことがあれば、非常に悲しむと容易に想像出来ます。それがただただ悲しい。
できることなら故郷で暮らしたい。
慣れ親しんだ土地で
知っている人たちの傍で
あの暖かい気候の素晴らしい土地で。暮らしたい。